Apple School Managerとは?教育ICTをより簡単に実現する方法

※この記事は2017年9月5日に更新されました。Apple School ManagerやiTunes Uの教育現場での活用事例へのリンクを追加しました。

教育ICTの推進により、iPadを情報教育端末として導入している学校は数多く存在します。iPadを活用することで従来の教科書では利用できない、3Dなどのデジタル教材や学習アプリケーションを授業で活用することにより、生徒は視覚的かつ直感的に学習することができます。また、生徒たちがiPadを活用することで主体的に課題に取り組み、協働して教え合いながら解決を図る、アクティブラーニングの推進をサポートします。これら教育ICTの利活用による新しい学びの実現は、生徒の情報活用力の向上を促し、これからの情報化社会で活躍する人材の育成を推進することが期待されています。

その一方、iPadは授業での活用に関して、Apple IDの申請、キッティング作業、教育支援アプリの配信など、様々な課題が残っています。そんな悩みを抱えている学校に対して、iOS9.3より、Apple School Managerを始め、教育向け新機能が提供されました。そういった機能により、iPadの導入時におけるキッティングの効率化、アプリケーションやコンテンツの一括購入、学校用のID(Managed Apple ID)を一括生成、一つのiPadを複数の生徒がアカウントを切り替えて共同で利用(Shared iPad)することが可能となります。

本記事では、iOS9.3教育機関向け4つの新機能の詳細と用途を紹介します。iOSデバイスの教育現場における適切な管理・運用への理解を深め、Apple School ManagerをはじめとしてiOSの教育向け新機能を始めていただくきっかけとなれば幸いです。

Apple School Managerでコンテンツとアカウントの総合管理を簡易化

教育現場におけるiPadの導入と管理・運用をサポートするプログラムです。Apple School ManagerはMDM(端末管理サービス)と連携し、iPadを授業で利活用する上での様々な課題を解決します。iPadの導入時におけるキッティングを効率化する機能やアプリケーション、コンテンツの一括購入に加え、学校用のID(Managed Apple ID)を一括生成し、一つのiPadを複数の生徒がアカウントを切り替えて共同で利用(Shared iPad)することが可能となります。

Managed Apple IDは教育ICTに最適なユーザID

Apple School Managerで管理する学校用のApple IDです。本来Apple IDの取得にはメールアドレスが必要ですが、Managed Apple IDは、メールアドレスの登録を必要とせず、すべての教員、生徒に一括生成することができます。Managed Apple IDを利用することで、学校、教員はクラスや学校運営に必要な、端末、人員、アプリケーション、セキュリティの管理、運用をサポートすることが可能です。生徒はManaged Apple IDを利用することで、iCloudの限定的な利用やiTunes Uへのアクセスが可能となります。

Shared iPadで複数の生徒は一つのデバイスを共同利用できるようになる

パーソナルな学習体験を生徒ひとりひとりに提供するための新機能です。Managed Apple IDを使ったカンタンな切り替えで1つのiPadを学校の教材のように複数の生徒で共同利用することが可能となります。生徒はManaged Apple IDを使い、Shared iPadへログインし、自分の学習環境へカンタンにアクセスすることができます。さらに、宿題や課題、利用するアプリケーションを授業終了時と同じ状態で表示することができます。

クラスルームアプリケーションで授業をよりスムーズに行える

教員のクラス運営、授業をアシストする新しいアプリケーションです。クラスルームアプリケーションから授業で利用する特定のアプリケーションの操作、テキストブックやウエブサイトのページを指定し、生徒のiPadで表示させることが出来ます。またApple TVを使い、生徒のiPadの画面をスクリーンやモニターに表示し、クラスに共有することができます。また、生徒がiPadで使用しているアプリケーションを確認したり、万が一生徒がアカウントのパスワードを忘れてしまった場合のパスワードのリセットができるなど、授業でiPadの利活用と管理を効率的にサポートします。

Optimal Bizは最速でiOS9.3 教育向け新機能に対応

Optimal BizはApple School Managerを始めとしたiOS9.3教育向け新機能に対応、端末の安全かつ効率的な導入・運用・管理をサポートします。今回の対応により、以下の効果が見込まれます。

iPadのキッティングコストを削減

Apple School Manager上で購入されたアプリの配布設定をあらかじめOptimal Bizに設定しておくと、Apple School Managerに登録されたiOSデバイスには、前述の購入されたアプリのインストールが端末のアクティベート後に自動で行われ、キッティング作業手順とコストを大幅に削減できます。

クラスルームアプリケーション活用をサポート

Shared iPadやクラスルームアプリケーションの利用には、生徒と教職員の名簿および授業の構成などの情報を含んだ教育構成プロファイルが必要となります。Optimal Bizを利用することで、Apple School Managerと連携し、自動的に教育構成プロファイルを作成できます。教育構成プロファイルの作成手間は削減でき、端末のShared iPad化、クラスルームアプリケーションの設定がスムーズに行えます。

Apple School ManagerおよびiTunes Uの関西大学初等部の活用事例

関西でも指折りの私立大学として知られる関西大学は、2010年に高槻ミューズキャンパスを開設。同時に小中高と12年間一貫教育を行う初等部・中等部・高等部を開校した。なかでも初等部では「思考力の育成」に力を入れており、独自の「ミューズ学習」が導入されている。

同校では、コンピュータをノートや鉛筆のようなツールとして捉えており、小学1年生の段階からiPadを普通に使う。5年生になると全員がiPadを個人購入し、学校での授業や家庭での学習に活用。校内には無線LANが張り巡らされていて、授業はiPadの活用を前提として組み立てられる。

子どもたちが使うiPadの管理用に採用されたのが、オプティムのモバイル端末管理(MDM)ソリューション「Optimal Biz」だ。これはiOS9.3以降の教育向け機能に対応しており、「Apple School Manager(ASM)」と連係する。Apple School Managerを学校の名簿データに関連付ければ児童一人ひとりにManaged Apple IDが割り当てられ、児童はiCloud、iTunes U、Shared iPadにアクセス可能。

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教育ICTの導入を成功させるiPadなどタブレットを使った授業に欠かせないMDM Optimal Biz

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