キオスク端末とは?MDMとの関係性や導入する際の選定基準を解説

キオスク端末とは

昨今タブレット化が進むキオスク(KIOSK)端末(情報サービスを提供するために店内などに設置されている情報端末)は、今まで対人で提供されていた案内業務の多くを代替しています。
このモバイル化したキオスク端末の安全かつ効率的な管理や運用には、MDM(モバイルデバイス管理)の導入が欠かせません。そこで今回は、キオスク端末とMDMの関係性や、導入する場合の選定基準について、詳しく解説していきます。

キオスク端末とは?

キオスク端末とは、店舗や公共施設、鉄道などに設置されている自立式の小型情報端末を指します。サービス情報や各種の支払い、手続きなどで用いられ、有人に代わって多くの利用者の対応に利用されています。

日常的にもっともよく見かけるITサービス端末の一つで、例えば、図書館の蔵書検索や、病院や公共施設での受付、美術館などの館内説明や案内などで利用されています。キオスク端末は、利用者の利便性の向上とともに、人件費の削減や商品・サービスの訴求に役立っているのです。

登場初期には液晶画面脇に設置された操作ボタンを使用するタイプが多かったキオスク端末ですが、現在は本体の汎用性やシステム更新時のハードウェアの改装が不要なため、液晶画面に触れて操作するタッチパネル式が主流になっています。

また、近年では特定の用途に特化したタブレットが増えており、標準的なAndroid・iOS・Windows端末と専用アプリ・Webアプリとの組み合わせで運用されることが増えています。
自立式と比較するとタブレット型のキオスク端末は本体のコストも安く、また簡単な設定でさまざまな用途に特化した端末を作ることができるため、利用が広がっているのです。しかしながら、自立式に比べて持ち運びが非常に容易なことで破損や故障、悪意のある操作、ハッキングといったリスクもあり、しっかりとしたセキュリティ対策が必要となります。

キオスク端末の選定基準

キオスク端末は用途や場所、目的に合わせて、最適なものを選定する必要があります。例えばトイレや飲食店、スポーツジムのプールなどの案内や注文目的で設置する場合、万一に備えて防水機能が必要になるでしょう。また、ホテルの客室でルームサービスの注文などに使用する場合は、Webの閲覧やアプリケーションのインストールなどの制限をかけるなど、セキュリティや使用制限などに注意しなくてはなりません。そのほかにも、盗難の恐れがある環境では、専用の什器や防犯タグも併用するのが望ましいです。

端末を導入する場合、強度や機能はもちろん、さまざまな周辺機器や什器の充実なども視野に入れて選定する必要があります。ガスや水道などの点検業務や運送業の業務専用端末などの場合は、MDMによる位置情報追跡とSIMの利用も検討すると、端末効果をより発揮することが可能となります。

MDMとの関係性

キオスク端末をMDMと合わせて活用すると、利便性が大きく向上します。MDMとは「Mobile Device Management」、つまりモバイルデバイス管理の略です。MDMによって端末の管理を一元化して全端末のアプリケーションのアップデートを実施したり、端末の詳しい情報を取得することもできます。

MDMと併せた運用はセキュリティの強化にもつながります。全端末の利用状況や位置、状態をリアルタイムに監視・把握することができるようになるためです。紛失・盗難が起こった際にはリモートでロック(リモートロック)やデータ消去(リモートワイプ)が可能です。インシデント対応が即座に取れるので、高いセキュリティ性が維持できます。また、画面遷移の抑止により、MDMが導入されているとユーザが認識するため、不正操作の牽制効果も期待できます。

キオスク端末を運用するうえでの注意点

キオスク端末を運用する際は、OSやアプリケーション、端末標準のアップデートが必要となります。特にセキュリティに関わるものについては速やかに行う必要があります。ただし、アップデートによりコンテンツが動かなくなる可能性があるため、アップデート前に動作検証をおこなう必要があります。万が一動かない場合は、対策を行った上でアップデートを行うことになります。

また、キオスク端末に搭載するコンテンツを自作する場合には、ファイルの更新や長時間利用によるアプリクラッシュに注意が必要です。万一アプリケーションがクラッシュすると、意図せずホーム画面に戻されたり、パスコード入力画面へ遷移してしまうエラーが発生することがあるからです。セキュリティ的に非常に問題があるため、クラッシュした端末はすぐに再起動などをおこない、復旧しなければなりません。

飲食店の注文用のキオスク端末などでエラーが発生した状態がSNSなどにシェアされることがありますが、あのような状態は、運用している企業のセキュリティレベルが疑われ、企業の信用にも影響を及ぼすケースがあります。このような場合でもMDMを通じて遠隔で制御していれば、アプリケーションや端末自体の再起動を操作することによって短い時間で復旧が可能です。

スマートフォンの画面固定方法


最近のAndroidやiPhoneは、画面を固定する機能がOS側から提供されています。MDMを導入しなくても気軽に実現できますので、その設定方法をご紹介します。

Androidの場合

Android5.0から搭載された、起動中のアプリケーション画面を固定する「画面のピン留め(Screen Pinning)」機能を使用します。この機能を使用すると、ナビゲーションバー(ホームボタン、アプリケーション切り替えボタン)、ステータスバー(クイック設定、通知)、画面ロックの機能が無効になります。もともと誤動作を防いだり、第三者が勝手にアプリケーションを起動して操作するのを防ぐ目的で用意された機能です。

設定手順は「設定」>「セキュリティ」>「画面の固定」の順にタップして、「画面の固定」をオンにします。固定するアプリケーションの選択は使用する端末によって異なりますが、画面端にピンが表示されるのをタップすることで設定できるため、ピン留め機能と呼ばれています。

iOSの場合

iOS6.0以上で使用できる「アクセスガイド」を設定することで固定が可能になります。設定手順は「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「アクセスガイド」に進みます。次に4桁のパスコードを設定し、ホームボタンを押してホーム画面に戻ります。続いて、画面に固定したいアプリケーションを起動してホームボタンまたはサイドボタンをトリプルクリックし、アクセスガイドを開きます。アクセスガイドでユーザーに触れられたくない場所を指でなぞって囲み、指定します。画面端の「開始」をタップするとアクセスを制限した状態でアプリケーションの表示に戻ります。
アクセス制限を解除するには、ホームボタンのトリプルクリックでアクセスガイドを開き、再設定します。

※当社では、Optimal Biz GadgetというホームアプリサービスをAndroid向けにオプション提供しています。

おわりに

キオスク端末はユーザビリティの向上のためだけでなく、有人サービスの置き換えによる人件費の圧縮と削減にもつながるため、私たちの生活にすでに浸透したシステムになっています。MDMと連携して運用することで多数のキオスク端末を一元管理したり、セキュリティ対策をおこなうことも可能です。
また、MDMのメリットの一つに遠隔でメンテナンスが可能、という点があります。外出規制などで、現場でのメンテナンスが難しい場合も対応が可能になるため、可能な限りMDMを用いたメンテナンス体制を整えることをおすすめします。

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